宅建資格を活かした副業7選!サラリーマン/在宅/休日だけ/アルバイトも可能!

比較的取得が簡単で実用的な国家資格である「宅地建物取引士」ですが、宅建業を営む不動産会社で働いていない方の中には、いまいち資格を使いこなせていないという方も多いのではないでしょうか?

取得難易度が低目とはいえ、毎年合格率15%程度の試験を突破して獲得した資格なので、せっかくならなにかしらの収入につなげたい!という方に向けて、宅建士ができる副業についてまとめました。

目次

宅建を活かした副業と収入の目安

宅地建物取引士は、不動産取引の専門家ですので、その専門性を活かして収入に繋げることが可能です。

一般の人よりも不動産取引やその関連法規について知識を持っていることを証明する資格ですので、その権威性を活かして情報を発信したり、宅建士にしかできない仕事を行うことが資格の有効な活用方法であると言えます。

副業内容収入目安
独占業務の代行1,000~1,500円/時間
物件調査の代行2万円~/日
資格試験講師/家庭教師2,500~3,500円/時間
週末/フリーランス宅建士成果による
ウェブライター/記事監修1円~/文字
不動産系ブロガー/YouTuberPV数、再生数による
不動産投資家/大家業成果による

独占業務の代行

不動産業者の仕事の中には宅建士の独占業務があり、宅建士がいなければ業務を遂行することができません。

  • 重要事項の説明
  • 重要事項説明書(35条書面)への記名・押印
  • 契約書(37条書面)への記名・押印

しかし、実は宅建士が不足している業者も多く存在し、繁忙期や週末だけでも宅建士を雇用したい業者が少なくありません。そこで、週末だけでも宅建士のバイトを探している不動産業者で宅建士の独占業務を行うことができます。

その際の収入は、一般的なバイトと変わらず時給1,000~1,500円程度が多いです。

物件調査の代行

重要事項説明のため、物件の現況や登記事項の調査を代行する仕事もあります。

実際の取引対象の物件を現地に確認しに行ったり、必要に応じて役所等の機関にヒアリングを行います。対象の物件の区分によって報酬が変わったり、調査後に重要事項説明書を作成するところまで行うことで報酬をアップさせることができます。

仕事の範囲報酬の目安
区分マンションの調査2万円~
一棟建て、戸建て、土地の調査3.5万円~
調査+重要事項説明書の作成5万円~

ただし、重要事項説明に関わる重要な仕事になりますので、実務経験がある方でないと少しハードルは高いかもしれません。

宅建の資格試験講師/家庭教師

宅建は人気の国家資格であり、毎年25万人~30万人が受験する人気資格です。

不動産会社で働く上で必須の資格でもありますが、毎年合格率が15~17%程度と合格の壁も高いため、スクールに通ったり家庭教師をつけて試験に臨む方も多いです。

スクールや家庭教師をつけて勉強する方は、平日昼に仕事をしている方が多いので、夜間や休日に先生として働くことが多いです。

その際の収入は、講師業で時給3,500円~、家庭教師で時給2,500円~が相場です。

週末宅建士/フリーランス宅建士

自分で不動産会社を起業するには事務所を設置するなどのお金が必要なので、開業費用を節約するために週末だけ既存の不動産業者の名前で不動産仲介を行う働き方も可能です。

基本的に収入はフルコミッション型が多く、成果が出れば仲介手数料の大部分を自分の収入とすることができますが、成果が出なければ収入はありません。

成果が出たときの収入が大きいので、副業やバイト感覚というよりはがっつり収入の軸を作りたい人におすすめの働き方です。宅建の資格だけではなく、コネクションや実務のスキルも必要になるためハードルは高めですが、実際に実務経験のある方にとっては大きな収入を得るチャンスです。

不動産仲介の報酬

物件価格の3%+6万円と消費税が仲介手数料(片手取引)です。
売主と買主の両方を自分で見つけてきた場合(両手取引)、物件価格の6%+12万円と消費税が収入となります。
そのうち数%は不動産会社の取り分になりますが、5,000万円の物件を両手取引した場合、312万円+消費税が仲介手数料となるので、大変な分一件の取引で得られる収入は大きいです。

ウェブライター/記事監修

不動産取引に関する専門的な知識を活かして情報を発信するための記事作成をすることや、誰かが書いた記事に間違いや不適切な表現がないかなどを確認する仕事もあります。

ウェブライターの報酬の相場は1文字1円~となっており、3,000文字の記事を書きあげることで3,000円程度の収入になりますので、月に10記事を作成すれば3万円の収入となります。また、文字単価は経験や専門知識によって交渉することができ、文字単価が2円になると同じ文字数の記事を書いていても収入は倍になります。

日本最大級のクラウドソーシングサービスである「ランサーズ」でも、不動産系の記事作成の依頼が多くありますが、不動産知識があるライターということが認められると「不動産ライター」のバッジがもらえるなど、不動産に対する専門性が求められています。

ランサーズのバッジ

また、記事監修の仕事は記事に権威性をつける仕事になりますので、自身の知名度が高かったり、より不動産について権威的な地位に就いている人ほど報酬が高くなります。自分で1から記事を書くのは苦手という人でも監修なら活躍できるかもしれません。

宅建に限らず、有資格者は記事監修の需要がありますので、自分が持っている資格で監修者の募集に登録してみるのも良いかもしれません。【みんなの記事監修】というサービスでは、保有する資格に応じて記事の監修者への登録ができますので、興味のある方は登録してみてはいかがでしょうか。

監修者募集中の専門家1記事あたりの監修料金(税込)
弁護士44,000円
獣医師33,000円
ファイナンシャルプランナー27,500円
キャリアコンサルタント27,500円
税理士27,500円
社労士27,500円
司法書士27,500円
行政書士27,500円
宅建士27,500円
保険アドバイザー27,500円
中小企業診断士27,500円
不動産鑑定士27,500円
建築士27,500円
教師・塾講師・家庭教師27,500円
プログラマー・エンジニア27,500円
その他専門家27,500円

不動産系ブロガー/YouTuber

上述したウェブライターや記事監修はあくまで他人のウェブサイトや媒体の補助的な立ち位置ですが、自分でブログを立ち上げたり、YouTubeチャンネルを解説して発信することで報酬が得られます。

無名のところから収入を得るまでの道のりは長いですが、自分の仕事がそのまま収入に反映され、一度収益化するとその後も継続的に収入が見込めます。主な稼ぎ方は、アフィリエイトや広告収入、または企業からの案件の依頼となります。

YouTubeの収益化条件
以下の両方を満たすことで収益化が可能です。
・チャンネル登録者数1,000人以上
・直近1年間に投稿した動画の総再生回数4,000回以上

不動産投資/大家業

不動産投資や大家業は宅建の資格を持っていなくてもできますが、悪徳な不動産業者に騙されないためにも宅建の知識を持ったうえで不動産取引をするにこしたことはありません。

自分の知識と照らし合わせた上で物件を選定し、賃貸として貸し出すことで家賃収入を得られます。

【休日だけも可】宅建を活かしたバイト

この記事で紹介した仕事は、本業の傍ら仕事後の時間や休日でもできるものばかりです。

副業内容収入目安
独占業務の代行1,000~1,500円/時間
物件調査の代行2万円~/日
資格試験講師/家庭教師2,500~3,500円/時間
週末/フリーランス宅建士成果による
ウェブライター/記事監修1円~/文字
不動産系ブロガー/YouTuberPV数、再生数による
不動産投資家/大家業成果による

どれも新しい人との繋がりやスキルが得られるものばかりですので、自身のスキルアップや収入アップにつながります。

独占業務の代行やウェブライターなど手軽に始められるものから、フリーランスの宅建士のように大きな収入を得られる仕事まで、働き方も報酬も幅広い仕事を得られるチャンスが広がっていますので、せっかく手に入れた宅建の資格を活かしてみてはいかがでしょうか。

宅建副業の注意点

宅建を活かした仕事をする上で、特に独占業務の代行など、資格を使った副業を行う際には注意点があります。

  • 宅建士登録が完了していること
  • 名義貸しはしないこと
  • 所得は必要に応じて申告すること

独占業務の代行やフリーランス宅建士など、宅建士として働く場合には、宅建士登録を済ませている必要があります。

宅建の試験に合格しただけではまだ宅建士ではありませんので注意が必要です。

宅建士登録をするには
試験に合格後、登録申請書や誓約書などの必要書類を用意し、登録する都道府県の知事に提出します。
このとき、①2年以上の実務経験がある、もしくは②実務講習を修了している、のいずれかを満たしていなければ登録できませんので、実務経験がない場合は実務講習を申し込んでおきましょう。

登録の費用として、
・資格登録手数料:37,000円
・宅建士証交付手数料:4,500円
・実務講習受講料:約20,000円(※必要な場合のみ。講習実施機関により費用は異なる。)
が必要になります。

宅建士証の有効期限は5年間ですので、5年に1度の更新が必要です。
ただし、宅建士登録の効力は一生残りますので、更新せずに期限が切れた場合でも、また必要になった時に再度宅建士証を発行してもらうことができます。

家庭教師や大家業をするのであれば、特に宅建士登録をする必要はなく、資格試験に合格する知識をもって仕事にあたって問題ありません。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次